2017年8月5日土曜日

おしか清心苑・のれん街・飯舘村仮設住宅 訪問演奏


衣装に着替え、朝早く宿舎を発ちました。
暗い表情なんて見せられません。朝から笑顔で唄います。

向かうは宮城県の北東部、太平洋に突き出した牡鹿半島。

海辺では工事車両が目につきます。土嚢が敷き詰められた海岸もあります。


見えてきました。特別養護老人ホーム おしか清心苑。
A班はここで「京の四季」を披露。

車椅子のお年寄りの方々が多数おられました。
 楽鼓さんとの合同演奏
 手に手をとって話をしました。

B班は、鮎川港おしかのれん街で演奏しました。
その後、清心苑に全員集合。

作家の阿部邦子さんに、お話を聞かせていただきました。

「想像はできても理解はできない。
 水ではない。コンクリート以上。電信柱や屋根が流れてくる。

 演奏はキビキビ。しかし片付けはダラダラで残念。

 死なないでください。
 テキパキした行動が大事。
 手を挙げて。自己表現は大事。

 助かってください。
 助けてあげてください。」

ことば一つひとつが刺さってきます。

バスに乗って福島市、松川地区へ。

飯舘村の方の仮設住宅があります。

申し訳ありませんでした。遅れての到着となりました。
 楽鼓さんが演奏される横で、準備をすすめる部員たち。
 「京の四季」を全員で。
 楽鼓さんと一緒に「楽」を演奏。
 飯舘村の菅野村長の講話。
 
別れを惜しむ部員たち。バスの中で最後まで手を振り続けます。

部員たちはこの経験をどう受け止め、どう行動するのでしょうか。一人ひとりの気持ち次第です。
かけがえのないつながり。大切にしてほしいです。

2017年8月4日金曜日

みやぎ総文

7月31日 出発

素敵な横断幕を太鼓部保護者会で作っていただきました。早朝にもかかわらず、送り出しに来てくださった皆さん、ありがとうございます。
会場へはバスで移動。途中、サービスエリアで体を動かしました。左奥に見える磐梯山に向かって唄いこんでいるところです。

8月1日 リハーサル

入念に打ち合わせをして臨んだリハーサル。特に音響の調整が難しい。

玄関のところで、岐阜総合さんとご挨拶。こうやってクラブ同士で挨拶させていただくのは初めてだと思います。
いつも迫力ある演奏に圧倒されます。岐阜総合さんの「山河の響き~清流の国から~」の熱烈なファンが本太鼓部にいることが、後で分かりました。

8月2日 大会第1日目

朝食前の練習。宮城の朝は爽やか・・・というより驚きの肌寒さでした。長袖長ズボン姿の北村コーチ。部員の目標ノートに目を通しています。
毎年色々なことが起こります。今朝も問題が。しかしそこから巻き返せるのが高校生です。一気に集中力を高めました。
 奥森コーチの話に耳を傾ける部員たち。


本日は大会初日。開会式に参加しました。
午後から練習があるため、神奈川県の相洋高校さんまでの見学となりました。舞台に龍が現れてきました。


出演前夜のミーティング。高校3年生はお揃いの学年Tシャツで登場。本番を直前にし、これまでの思い出、仲間に対する気持ち、本番に向けた思いを語ってくれました。

8月3日 大会第2日目 本番

本番の朝。念入りに調整をします。
円陣を組み酒唄―  気持ちを一つにします。

会場へ到着。
搬入の合間に衣装チェック
舞台袖で出番を待ちます。
 
緞帳が開くのを待ちます。
 そして、本番・・・



持てる力を出し切りました。



 遠くまで応援ありがとうございます。
 本番が終わってリラックス。並んでお弁当を食べています。

8月4日 大会第3日目

大会最終日、各校の演奏を見学。もちろん楽鼓さんの演奏も。
そして出演後のご挨拶。お疲れ様でした。


閉会式、審査発表
「第41回全国高等学校総合文化祭、郷土芸能部門、最優秀賞は・・・
 日本福祉大学附属高等学校
楽鼓さんです。おめでとうございます。念願の東京公演です。


帰り道、バスの運転手さんに海の近くを案内していただきました。このあたりも被災地なのです。
(写真準備中)


夜のミーティング。色々な思いが交錯します。
「やれるだけのことはやった」という思い。部員たちは悔しさよりも、そんな達成感の方を噛みしめていたように見えました。

とにかく気持ちを切り替えて、明日は楽鼓さんと被災地での訪問演奏です。