衣装に着替え、朝早く宿舎を発ちました。
暗い表情なんて見せられません。朝から笑顔で唄います。
向かうは宮城県の北東部、太平洋に突き出した牡鹿半島。
海辺では工事車両が目につきます。土嚢が敷き詰められた海岸もあります。
見えてきました。特別養護老人ホーム おしか清心苑。
A班はここで「京の四季」を披露。
車椅子のお年寄りの方々が多数おられました。
楽鼓さんとの合同演奏
手に手をとって話をしました。
B班は、鮎川港おしかのれん街で演奏しました。
その後、清心苑に全員集合。
作家の阿部邦子さんに、お話を聞かせていただきました。
「想像はできても理解はできない。
水ではない。コンクリート以上。電信柱や屋根が流れてくる。
演奏はキビキビ。しかし片付けはダラダラで残念。
死なないでください。
テキパキした行動が大事。
手を挙げて。自己表現は大事。
助かってください。
助けてあげてください。」
ことば一つひとつが刺さってきます。
バスに乗って福島市、松川地区へ。
飯舘村の方の仮設住宅があります。
申し訳ありませんでした。遅れての到着となりました。
楽鼓さんが演奏される横で、準備をすすめる部員たち。
「京の四季」を全員で。
楽鼓さんと一緒に「楽」を演奏。
飯舘村の菅野村長の講話。
別れを惜しむ部員たち。バスの中で最後まで手を振り続けます。
部員たちはこの経験をどう受け止め、どう行動するのでしょうか。一人ひとりの気持ち次第です。
かけがえのないつながり。大切にしてほしいです。